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移籍は厳しい?球種からみる元日ハム・秋吉亮投手

新庄ハムと自由契約で所属未定、秋吉亮はどこへ行く? 再契約は「ゼロに近い」…球団OB持論

プロ野球・横浜ベイスターズ、日ハムで活躍した野球解説者の高木豊氏(63)が2022年1月13日に公開したユーチューブ動画で、日ハムを自由契約(ノンテンダー)となった秋吉亮投手(32)について言及した。

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高木氏は「後ろの方も出来るし経験もある」と秋吉の力を高く評価する一方で、「秋吉はどこで使うというのが明確ではないよね。クローザーにはいきなり任せられないとか、中に入れてどうするのかとか」など起用法の難しさについても触れた。

 そしてNPB球団に移籍する場合、「金銭面では折り合いをつけると思う」とし、「秋吉はここまで来たらいくらでもいいからやらせてくれとなる。例えば秋吉が必死に頭を下げてやらせてくださいと。年俸いくらでもいいと。そういう姿勢になってきたらどこかあると思う」との見解を示した。

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高木豊氏が言うように、移籍先が決まらないのは金銭面と姿勢の問題なんでしょうか?

日ハムはシビアな球団ですから、単純に秋吉投手の今の状態では1軍は難しいと判断したんだと思います。

近年の秋吉投手はの投球スタイルはスライダーとストレートが8.9割を占めます。

2020年はストレート36.66%、スライダー46.26%で82.92%。

2021年は10試合でしたがストレート34.3%、スライダー59.3%で投球全体の93.5%を占めました。

同じリリーフでサイドスローのソフトバンクに移籍した又吉投手の2021年の球種割合は、

MAX148㎞

カット   43%

ストレート 21%

シュート  18.65%

スライダー 10%

チェンジアップ 5%

又吉投手の場合、球速のあるカットを軸に、シュートを合わせ61.65%は球速のある変化球で勝負しています。

阪神の青柳投手の場合は先発ですが、ツーシーム(47.92%)を軸にシュート(12.05%)と合わせ約60%は速い変化球です。

サイドスローの場合オーバースローのように155㎞を超えるようなストレートは投げるのは難しいので、速い変化球を軸にしないと現代野球ではキビシイのかもしれません。

球速がなく曲がりの大きいスライダー中心では、打者は手を出しませんし、秋吉投手の場合、ストレートのMAXが145㎞(2021年)であれば平均は140台前半でしょうから、プロの打者ならスライダーを待ちながら対処できるでしょう。

元楽天の牧田投手が移籍先が決まらないのも、同じような理由じゃないかなと思っています。